渡辺王将

 渡辺明竜王が、佐藤康光王将に挑戦していた第62期王将戦7番勝負で、渡辺さんが4勝1敗で王将位を取り、2冠となりました。

 先日、このつぶやきで紹介した『3月のライオン』の主人公は、中学生でプロ棋士になった人ですが、渡辺さんも中学生でプロになった人です。中学生でプロになったのは、渡辺さんの他、加藤一二三さん、谷川幸司さん、羽生善治さんの3人で、渡辺さん以外は全員名人になっています(もっとも渡辺さんは現在の竜王であり、かつ唯一の永世竜王ですが)。

 羽生さんや今回敗れた佐藤さんは、私と同じ40十代です。一方の渡辺さんは28歳。
 将棋界にも、そろそろ世代交代の時期が来ているのかもしれません。
 渡辺さんは、第38期棋王戦5番勝負でも、羽生さんらと同世代の郷田正隆棋王に挑戦しており、本日時点で1勝1敗です。
 もし、渡辺さんが、郷田さんを破って3冠になると、一気に世代交代が進むかもしれません。
 注目です。